日々の暮らしが楽しくなるダイニングテーブルの選び方7つのポイント

ダイニングテーブルは食事だけでなく家族の暮らしを支えるものです。

そこに暮らす人の感性を豊かに育て、インテリアとしてもお部屋をより魅力的にする一つのアイテムです。

サイズやデザイン機能性だけでなく、手触りや素材感にもこだわり、あなたと家族にピッタリの大好きと言えるテーブルを選べる7つのポイントをお教えします。

ダイニングテーブルの選び方の7つのポイント

  1. 家族の暮らしにあった「素材」を決める
  2. 「木材の種類による違い」を知る
  3. ライフスタイルとお部屋のレイアウトから「形」と「タイプ」を決める
  4. ダイニングテーブルの「大きさ」を決める
  5. テーブルの「脚の形」と「高さ」を決める
  6. 心地よく過ごせる「椅子」を先に検討しましょう
  7. ダイニングテーブルの「仕上げ方」で毎日の気持ち良さが決まります

ダイニングテーブルの選び方

1. 家族の暮らしにあった「素材」を決める

家族団らんの場所になるダイニングテーブル。
みんなで集まって食事をするだけでなく、仕事をしたり、子どもが宿題をしたり……様々な用途で使われるからこそ、自分の家族に合ったものを選びたいものです。
ダイニングテーブルの素材としては木、ガラス、石、スチールなど様々なバリエーションがあり、その印象も千差万別です。

ガラスや石のダイニングテーブルは爽やかでクラシカルな雰囲気ですが、食器とテーブルがぶつかる音が気になったり、重いものを落とした時に部分的に欠けたりする心配があります。メンテナンスなどもできないので傷ができた時は天板そのものを交換することになります。
レストランなどの特別な場所と違い、毎日家で使うテーブルですので、特に小さいお子さんがいらっしゃるご家庭では慎重に選ぶ必要があります。

スチールのダイニングテーブルはスタイリッシュで無機質な印象になります。コンクリート打ちっぱなしのお部屋によく似合いそうですが一般的な木質系のお部屋に置く場合は部屋全体のトーンと合わせづらく、冬に触ると冷たいというデメリットがあります。

最初の素材選びとしては
インテリアにこだわり使い勝手より全体の雰囲気を重視したい。無機質なカッコいい空間がお好きな人にはガラスやスチールのテーブルはお勧めです。
しかし、使い勝手や使い心地、メンテナンスができ長く使えるなどの将来的なことも考え、特にお子さんがいるご家庭には木のダイニングテーブルがおすすめです。

Cassina.ixc.LC12
Cassina.ixc. AIR FRAME

2.「木材の種類による違い」を知る

そこで今回は特に木材のテーブルについてお話していきます。

テーブルに適している木材の種類

ダイニングテーブルは存在感が大きく、お部屋の印象を決める家具と言っていいでしょう。木のテーブルと言っても焦げ茶色のウォルナット材、明るく柔らかい色合いのオーク材、中間的な色合いを持ち、どんな色ともなじみの良いチェリー材、建築材として古来より用いられている杉やヒノキなど他にもたくさんの木材があり多種多様な魅力があります。

テーブルに適した木材としてお勧めするのは、堅木と言われる広葉樹(ウォルナット、オーク、チェリーなど)です。広葉樹は生育が遅く、育つのに長い年月が掛かります。また人工林で計画的に育てられているのはごく一部で、原生林から切り出されるため高価な木材であり、環境保護の点からも手に入りにくくなっています。
木の特徴としては重くて堅く、丈夫で狂いも少ないため家具材に適しています。木目が美しくピアノや銃床、高級内装材として昔から使われてきました。

逆に杉やヒノキなどに代表される針葉樹は、生育が早くまっすぐに伸びた美しい木目が特徴です。主に建築材の柱や床・壁材などに使われ、柔らかな手触りと森林浴を思わせる香りがします。育ちが早く、まっすぐ伸びることから安価なため、建築材に多く使われますが家具材として使う場合は表面の柔らかさから、傷がつきやすい木材と言えます。


杉やヒノキは一般的に広く知られている材料ですが、テーブルなどの傷がつきやすい家具ではあまり用いません。針葉樹はささくれや表面の毛羽立ちなどもすぐ出てきますので、テーブルにはお勧めしません。
木材を使ったテーブルで、長い間使うことを考えればしっかりと堅い材料の広葉樹で作ったテーブルが良いです。特にオークやウォルナット、チェリーなどの材種は昔から重宝され色々な場所で使われてきている材料ですのでお勧めです。

結論として、材料選びはとても重要です。
お部屋の雰囲気や印象を決めるだけではなく、テーブルとして長く使えるかどうかは材料によって変わってきます。
木は家具になっても動きがあり、使っていくうちに伸び縮みやねじれなども起きてきます。
木の性質上起きてしまうことですが、しっかりした材料で、しっかり管理された木材を使い、しっかりとした加工を行うことで影響を少なく抑えることができます。せっかく良いものをお選び頂くのであれば、材料選びにもこだわり、長年心地よくお使いいただきたいと思います。

ウォルナット
オーク
チェリー

3. ライフスタイルとお部屋のレイアウトから「形」を決め

ダイニングテーブルには様々な形があります。「長方形」「正方形」「丸」「楕円」や自然の木の形を活かした「耳付き」などがあります。
使う目的やシーンによって多目的に使えるタイプとしては「伸長式」「昇降式」などもあります。

「長方形」「正方形」テーブル

タナカジマオリジナル issyo table

最も一般的なのが「長方形」です。レイアウトがしやすく大きいテーブルでもコンパクトに納めることができます。お部屋の真ん中に置く場合やどちらか一方を壁に付けて置く場合、どちらにも対応できるので、スタンダードなテーブルを探している方は長方形で選ぶと良いでしょう。

正方形は2人暮らしや小さいお子さんがいる3人家族の方に人気です。将来家族が増えたり、広いお部屋に引っ越したりする可能性がある場合は買い替えが発生することも視野に入れて選びたいですね。

「丸型」「楕円形」テーブル

Jazz table

角がなく、優しい印象を与えてくれる「丸型」、「楕円型」のテーブル。囲むように席に着くので全員の顔が見やすく、コミュニケーションがとりやすいのが特徴です。
小さいお子さんがいるご家庭では、頭を角にぶつけてケガをする心配が少ないのも選ばれる理由になっています。
詰めて座れば人数が増えても対応しやすいという特徴もあります。椅子の配置をじゃましない脚の形や取付け位置もチェックしましょう。

丸型や楕円型のテーブルは壁に付けておくことが難しく、お部屋の真ん中に置くレイアウトになります。また、椅子を四方向に引くため、お部屋の広さに余裕がある場合におすすめです。
お部屋に置いてある家具の配置を変えることで丸型のテーブルでも無理なく置ける場合もありますので、購入前にスタッフにレイアウトの相談してみてください。

天然木の形をそのまま生かした一枚板(二枚板ブックマッチ)テーブル

ブックマッチテーブル

天然木の自然な形を活かしたテーブルとしては、一枚板や二枚板ブックマッチテーブルなどの一点モノと呼ばれるテーブルがあります。板そのものの希少性が高く高価にはなりますが、存在感があり自然が作り上げた芸術品と言える木目の美しさが魅力です。こだわりのダイニングテーブルを選びたい人にお勧めです。

タイプ別では「伸長式テーブル」「高さが変えられるテーブル」などがあります。
普段はご夫婦2人暮らし、週末には家族が集まり大人数で食事をする方やホームパーティーを開かれる方は大きさが変えられる伸長式テーブルが便利です。
この様に様々形やタイプがありますので、ご自分のライフスタイルやお部屋の広さなど検討して選ぶと良いでしょう。

4. ダイニングテーブルの「大きさ」を決める

ダイニングテーブルの大きさは、使う人数や使い方から検討しましょう。
一般的に食事の時に一人当たりに必要なスペースは「幅60㎝×奥行40㎝」と言われています。しかし、余裕を持ったスペースで考えると一人当たり幅75~80㎝は必要になってきます。これは肩ひじを張ってお食事を摂ったとしても隣の人とぶつからない距離になります。

例えば4人家族の場合、ダイニングテーブルでお食事をゆっくり摂って楽しむには最低でも横幅150㎝~160㎝の大きさが必要になってきます。加えて、リビング学習が多くなっている現在では、ダイニングテーブルはお食事だけでなく、お子さんの勉強机としても活躍します。兄弟でゆったり並んで座れる幅を考えると余裕を持った幅のテーブルにしたいですね。

テーブルの大きさを決める時は、幅だけでなく奥行も重要になります。一般的には奥行80~90㎝のテーブルが多いです。お部屋の広さやレイアウトによって、希望の幅(長さ)が取れない場合は奥行を広くすると余裕が出ます。逆にテーブルの奥行きが大きく取れない場合は幅(長さ)を大きくするなど幅と奥行きのバランスを考えて決めると良いでしょう。
理想のサイズがない場合はオーダーテーブルを選択するのも有効な方法です。

テーブルの大きさを決める際にはテーブルの大きさだけでなく、椅子を引く時の必要スペースや家事動線なども合わせて検討します。椅子を引くスペースは椅子が肘付きか肘なしかでも異なってきます。

テーブル選びの際には、家の図面やお部屋の写真などを持って行き、インテリアコーディネーターや建築士のスタッフに相談してみてください。テーブルの大きさだけでなくお部屋全体の家具の配置やインテリア全般の相談に乗ってくれることも多いので、ぜひ相談することをお勧めします。

 5. テーブルの「脚の形」と「高さ」を決める

 もう一つ、幕板(まくいた)の有無もチェックしましょう

テーブルの大きさを決める時に一緒に検討したいのが、脚の形とテーブルの高さです。
テーブルの脚の形はテーブルの大きさや使いやすさと関係してきます。一般的な脚の形としては、天板の4つの角に脚が付いている「4本脚タイプ」や天板より内側に付ける「2本脚タイプ」、丸テーブルなどにみられる中央に付ける「1本脚タイプ」等があります。
素材としては、天板と同じ木を使ったものや近頃は「スチール脚・鉄脚」も人気です。

「4本脚タイプ」はすっきりしたデザインで安定感があります。天板に体重をかけても傾くことがなく安心です。脚が天板の四隅に付くことから天板のたわみが大きくなるので、180㎝を超える長さのテーブルでは、天板の厚みを厚くしたり、たわみ防止の補強材をつけるなどの工夫をすると安心です。テーブルの大きさが小さめのサイズの場合やベンチを使う場合は、四隅に脚が付くことで、出入りがしにくくなることがあるので注意が必要です。その場合は脚が内側に付く2本脚タイプを選ぶと良いでしょう。

特に4本脚のテーブルに関して、たなかじまオリジナルテーブルを製作した秘話を書きましたので、ご興味ある方はこちらからご覧ください↓
一緒ダイニングテーブル製作秘話

「2本脚タイプ」は椅子を大きく引かなくても出入りが楽にできるというメリットがあります。そして足が中に入っている為、オーダーで天板の形を変えることもできます。角を丸めたり、楕円形の天板に変えることもできるので自由度が高い脚の形と言えます。

他には「スチール脚」はスタイリッシュなデザインが人気です。

テーブル選びの大事なポイントの一つ「テーブルの高さ」を決める

テーブルの高さは使いやすさや居心地感に大きくかかわります。一般的な日本のテーブルの高さは68~72㎝がメインです。人気の北欧のブランドでは74㎝以上あるテーブルがたくさんあります。日本人とは身長も生活スタイルも違います。家具選びをする際は靴を脱いで、家で過ごす時と近い状況で選ぶと良いでしょう。家族の身長差も考慮して決めたいものです。

高さを決める際には、幕板の有無もチェックしましょう。幕板(まくいた)というのは天板の下についている横の板のことです。幅の広い幕板が付いていると椅子の肘がぶつかったり、立つときに腿をぶつけたりすることが有ります。
特にテーブルの高さを低くするときには幕板がないテーブルを選ぶと良いでしょう。

6. 心地よく過ごせる「椅子」を先に検討しましょう

そして脚の形とテーブルの高さを決める時に最も大事なポイントは椅子との関係です。
椅子の大きさや高さ、肘付きか肘なしか、ゆったりくつろぐタイプかどうか等々テーブルを決める前に椅子をじっくり選ぶことをお勧めします。

テーブルと椅子の差尺は一般的に30㎝と言われていますが、椅子の形や大きさ、座り方でも高さの感覚は違ってきます。実際に座って確かめて決めましょう。

椅子選びに関して「なぜ椅子が体に合わないのか?」という記事を書きましたので、椅子でお悩みの方はご覧ください↓
そもそも椅子は合いません。

7. ダイニングテーブル「仕上げ方」で毎日の気持ち良さが決まります

ダイニングテーブルは毎日家族が手に触れて使うものです。気持ち良さを考えた時「仕上げ方」の選び方は重要な要素になります。
主に「ウレタン仕上げ」と「オイル仕上げ」の2種類があり、それぞれにメリット、デメリットがあります。
ウレタン仕上げは手入れが簡単なのがメリットです。
テーブルをウレタン樹脂でコーティングするため水濡れに強く、耐熱性や耐久性に優れたものも多くあります。子どもがいたり、来客が多かったりする家庭には、使用時のストレスが少なく重宝するでしょう。しかし家庭でメンテナンスをするのは難しく、気になる汚れや傷がついた時に落としにくくなっています。

ウレタンの傷、表面の塗膜の傷

ウレタンの仕上げのものだと傷などが付く時は、全て表面の塗膜の傷になってしまうので、ご自身では直すことができません。
工場に送り、塗装を一回全て剥がし、再度塗布し直すというとても手間とお金の掛かる作業になってしまいます。そのため数多くの方は傷や汚れがついてもそのままお使いになり、慣れてしまうというのが現状になっているのではないかなと思います。

オイル仕上げは、木本来の風合いを生かした質感が魅力です。ずっと触っていたくなるようなすべすべとした手触りの良さや木目の美しさは、他の仕上げの方法では出せないものとなっています。
半面水分を吸収するためシミができやすく、直射日光に当たると日焼けもしますが、その分経年変化により味わいが出てくるのが特徴。オイルが乾燥していくため、半年から1年に1回オイルを塗りこむなどのメンテナンスが必要ですが、より愛着を持って長く使うことができるでしょう。汚れや傷がついた場合は、ペーパーやすりなどで表面を削ることで、ある程度は落とすことも可能です。

ダイニングテーブルの仕上げは、永く愛着を持って使い続けるには時間と共に風合いを増しメンテナンスができるオイル仕上げをお勧めします。

人間はとても感性豊かな生き物です。
五感で感じ、些細なことでもとても敏感に感じます。
特に手のひらには2万個のセンサーがあると言われ触ったときには非常に多くの情報を感じ取れます。

オイルの仕上げの家具は無垢材の触った感覚や温度、湿度など人間が感じられる感覚を最大限に生かした仕上げ方になります。
触った時にさらさら気持ちよくずっと触っていたくなるような手触りです。
日々生活していく上で、触れた時に心地よく感じることがあるという事は、
とても大切で幸せなことだと思います。

オイル仕上げの家具について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください↓
なぜ、たなかじま家具店ではオイルの家具を提供し続けるのか?

そして毎日のお手入れ方法や、特別なメンテナンス方法を知っていると毎日使う時も安心です。テーブルを購入する店舗でお手入れ方法やメンテナンスのアフターサービスがあるかどうかも一度チェックしておくと安心です。

永く喜びと共に使い続けられるテーブル選びのために

ダイニングテーブルは毎日家族全員が使うものです。機能性や使いやすさはとても大事ですがそれだけではない、家族の会話が生まれ自然に笑顔になれる、豊かな感性を育てるモノであってほしいと思います。
実際に素材に触れてご自分の感性に合う素材を選び、椅子に座りテーブルの大きさや高さを確認してください。オーダーテーブルならあなたの希望を叶えるデザインやサイズが想いのまま。
そんなテーブル選びを楽しんでほしいと思います。

この記事を書いた人

tanakajima@kagu