たなかじま家具店がおすすめする【手織りの絨毯】には、ギャッベ、ペルシャ絨毯、トライバルラグ、キリムなど一つ一つ丁寧に作られた手織りの絨毯があります。

たなかじま家具店では日ごろから【手織りの絨毯】を展示・販売しております。

手織りの絨毯と言えば、ギャッベ、ペルシャ絨毯、トライバルラグ、キリムなど様々ありますが、どれもウールやシルクなど天然素材を丁寧に手仕事で仕上げた逸品ぞろいです。

今回はそんな魅力的な絨毯からギャッベの魅力を詳しく解説してみたいと思います。

ギャッベの魅力について深堀していきます‼

実は、TANAKAJIMAのスタッフはみんなギャッベを使っています。玄関マットやリビング、キッチンマットそしてベッドの足元に敷いたりしています。どこにでも気軽に置けて、どのインテリアとも合わせやすいので、家中ギャッベだらけですね!スタッフみんなギャッベが大好きなんです‼

ちなみにうちのリビングにはこの青いギャッベを敷いています!もうかれこれ13年くらいは使っていますね

ギャッベの使い心地や丈夫さ、魅力などを話していきたいと思います

そもそもギャッベとは、ペルシア語で「ざっくりとした」という意味を表す言葉です。
昔からイランに住む遊牧民によって織られている 「毛足の長い絨毯」のことを言います。
元々は遊牧民の生活の中で、過酷な大地にふかふかで毛足の長い絨毯を敷くことにより暑さ寒さをしのぎ、快適に暮らすための生活道具として代々受け継がれてきました。

自分たちの育てた羊の毛から糸を紡ぎ、自然に生えている草木で色を染め、手織りで織る。
毛一本一本にこだわり化学染料や、化学繊維を一切使っていません。
そのために、健康的でとても汚れに強いです‼小さいお子さんがいるご家庭でもごろごろと一緒に過ごして寝っ転がるもよし、ソファの足元に置いて踏み心地を感じるのも良いです。
天然ウール100%で草木染のため、羊の脂分が表面にたくさん残っています。
これが表面をコーティングしてすべての汚れからギャッベを守ってくれます。
小さいお子さんがいて食べこぼしが心配!という方
キッチンマットはとてもじゃないけど置けない!という方
安心してください。実際に使って検証済みです。
本当に何もしなくても羊の毛が汚れから守ってくれますので、気兼ねなくお使いください。


特に最近では織りの技術がユネスコの無形文化遺産に登録されたことにより、その伝統的な価値に注目が集まりました。

生活道具として気兼ねなく使え、そして手仕事のぬくもりと作り手の個性を楽しめる世界に一つだけの表情。それがギャッベの魅力です。

1. 手織りの表現

ギャッベには設計図がありません。
すべて織り手の個性やモチーフとした自然から表現を得て織り込まれます。
だからこそ、自由でユニークな味わい深いものが生み出されていきます。

手織りで織り込まれるギャッベには完全にまっすぐな線はありません。
なぜでしょうか?実はそこにはあるメッセージが込められています。
自然の中に完全にまっすぐな線はない。その自然をお手本にしているからこそ、ギャッベは自由でユニークなのです。
一本一本織り込まれるものは少しずつ自然な色合いの変化と織り手の個性があらわれます。
そうして生まれる「ゆらぎ」「グラデーション」は 見ている私たちを、いつのまにか、やさしくあたたかな気持ちにさせてくれます

2. 一つ一つのモチーフに意味を込めて

織り手の遊牧民は、自然や家族をとても大切にしています。
それは彼らが創り出すギャッベにも意味を込められ表現されています。

たとえば、子孫繁栄を願って、子供が結婚をしたら人や動物をモチーフにしたり、生命の木を取り入れたギャッベを織り込みます。
ジグザグ模様には大切な水が表現されていて、長く長くジグザグを繋げて表現されていたりもします。 自然の木や花、動物を思い、糸で自己表現をする。
この様に、今の気持ちと未来への思いを託してギャッベは次の世代、次の世代へと受け継がれています。
これはどんな気持ちで、誰に伝えたくて織ったのだろうか?と想像しながらギャッベを眺めるのも一つの楽しみではないでしょうか。

3. 遊牧民の生活道具、耐久力はどれらい?

もともとギャッベは、遊牧民の生活道具として作られ使われています。移動の多い遊牧民の生活は過酷で楽なものではありません。
夏は40度を超え、日が落ちれば氷点下まで下がります。冬には山に雪が降り積もる過酷な大地です。
そんな中、ギャッベは固い大地の上に敷かれ床の代わりとして日常的に使われます。
だからこそ、とても丈夫で長く使えるものでなくてはいけません。
暮らしを支えるギャッベは世代を渡って引き継がれ、中には3世代、約100年以上も使われるギャッベもあるほどです。
それくらい日常的に気兼ねなく使えて、長く使いこめる絨毯があるなんて驚きですね‼

ギャッベの織り方は、経糸に一本一本糸を結び付けていく手織りの手法で織られる絨毯です。
地面に敷いて床の代わりとして使われるために、その毛足の長さもあえて長くし、独特のふかっとした感覚の弾力が特徴です。
ギャッベを感じるときは手で触ることはもちろんですが、ぜひ靴を脱いで踏んでみてください。どんな説明よりまずはギャッベに触れて確かめてみてください。それが何より説得力のある選び方だと思います。
ソファを置いてもソファには座らずにラグに座る方も多い日本人の暮らし。そんな暮らしにはラグの感触が良いことが何よりの心地よい暮らしにつながると思います。

一点もの。ギャッベには同じものがありません。
その時その時の気持ちを込めて、丁寧に織る絨毯、それがギャッベです。たとえ同じ人が織っても全く同じものは仕上がりません。
たとえば1畳くらいのサイズを織る時でも、できあがるまでには3か月ほどの時間がかかります。
ひとつの季節をまたぐくらいの時間をかけて織りあげる。それは織る人にとってはどれも自分の時間と想いを込めた「宝物」と呼べるものなのだと思います。
だからこそ、その一枚は、その時にしか織ることのできない表情や形になるのだと思います。
それを受け取る私たちはその想いも受け取って大切に使いたいですね。
一つ一つの出会いと想いを大切に、自分だけのギャッベを見つけましょう。

いかがでしたでしょうか。
ギャッベの魅力を伝えたくて今回この様な記事を書いてみました。少しでもギャッベの良さが伝われば幸いです。
TANAKAJIMA家具店ではギャッベの大きいラグサイズ(200×150)から小さい座布団サイズまで取り揃えております。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

たなかじま家具店
田中島一仁

~過去の家具コラム~
家具コラム第8「~ソファ編 ペーパーナイフソファ~」 https://tanakajima-info.blogspot.com/2021/10/7.html

家具コラム第7「オイル仕上げの家具メンテナンスの方法」http://tanakajima-info.blogspot.com/2021/09/q.html

家具コラム第6「たなかじま家具店でオイル仕上げの家具を提供し続ける2つの理由」http://tanakajima-info.blogspot.com/2021/08/blog-post_10.html

家具コラム第5「そもそも椅子は合いません」http://tanakajima-info.blogspot.com/2021/06/blog-post_11.html

家具コラム第4「名作椅子たる所以~ハンス・J・ウェグナー:PP58、PP68~」http://tanakajima-info.blogspot.com/2021/05/jpp58pp68.html

家具コラム第3「WEAVEウィーブチェア」http://tanakajima-info.blogspot.com/2021/03/weave.html

家具コラム第2「座りやすさとは何か、なぜ座りやすいのか!?」http://tanakajima-info.blogspot.com/2021/02/blog-post_86.html

家具コラム第1「一緒ダイニングテーブル製作秘話」http://tanakajima-info.blogspot.com/2021/01/blog-post.html

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