名作椅子が名作たる所以は何か?
今まで名前はなんとなく知っていたが、正直どんな椅子か座ったことがなく、自分の中で何が良いのかよくわからなかったです。
しかし、色々と調べ、座っていくうちに、作り手の想いや、なぜ座り心地が良いのかなど少しずつわかってきました。そこで今回はこちらの名作椅子をご紹介します。
こちらの椅子はPP58、PP68と言います。
デザイナーは「ハンス・J・ウェグナー」家具界の巨匠中の巨匠。
デザインだけではなく自身でも家具職人の資格を持っていて、作り手の立場からも家具をデザインしていました。
なんとこれまで500点以上のチェアをデザインしたと言われております。
それは活動期間で計算すると毎月2点、新しいデザインを発表していたことになりますね。。
ほんと天才とは恐ろしいですね。
毎月新しいものを出し続けることがいかに大変か。。
そんな天才の集大成、最後のデザインと言われているのがこのPP58,PP68になります。
その名も『ラストダイニングチェア』
500点デザインした先にあるものは何か!?
背もたれのホールド感は是非体験いただきたいです。座った時にしっかり背中を支えてくれる安心感とぴったりの肘置きの高さ。深く座って姿勢を正したときも、浅く座ってくつろぐ姿勢も、どちらもこんなにもフィットする椅子は今までに座ったことが無いくらい。驚きでした。長く座っていても疲れない。
ぜひ一度、名作椅子の名作たる所以をお店でご体感ください。
そしてこの椅子はPP モブラーというデンマークにある家具工場で製作しております。
使っている木材は樹齢150-200年の木材が多く、しっかり中の詰まった強度の高い材料を使用しております。その命から家具へと加工するので、せめて木が生きてきた年月は使用されるような家具を作りたい、そんな想いで製作しています。その年月に耐えられる強度もさることながら、時代を超えていく洗練されたデザインである必要があります。思い出とともに、幾世代にも渡り受け継がれるような家具を目指しています。PP モブラーの家具は、管理されている森の木材のみを使用しており、
必ず1本伐採したら、3本植林しています。年々それらの森の面積は拡大していて、将来のことを考え自分たちができうることを精一杯やっている。本当に素晴らしいことですね。
時代を超えて愛されるハンス・J・ウェグナーのデザイン。
そのクオリティの高さは、今なお世界中で愛され続ける人気の高さと、半世紀前のビンテージが現役で市場に出てくる程人気です。
ウェグナーの椅子は、使い続けるほどに味わいが深まり、座るほどに身体に馴染んでいく。一生モノを選ぶなら、ぜひ選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
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たなかじま家具店田中島一仁
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